第2項 文フリ大阪は、9/14にインテックスで開催

 ずいぶんと間を空けてしまった。

 6月半ばの『ボクの名は』終了後、ほとんど音沙汰無しというのは、web投稿を軸にする物書きアカウントとしては完全に失格である。まあ、好きなように書いて好きなように休むのはアマチュアの特権だからいいんですけど。


 とはいえ、その間まったくなんにも書いていなかったわけではない。いくつかのプロットをしつらえ、何作かの冒頭を書き、幾度かの修正や推敲を行なったり。たいした量は書いていないが。


 というわけでこの度、文フリ大阪に参加します。9月14日にインデックスで行われるアレです。単独ではなくて合同短編集の一作としてですが。

 で、今回はその本を紹介したいと思います。


『星屑帖 Vol.1』


 作家陣は以下の通り(敬称略)


 まぁじんこぉる

 やまもりやもり

 千八軒

 雅けい

 あかつき(ゲスト)


 それに僕、深海くじら


 ふんわりとしたテーマは「SF」

 みなさん、基本新作です。むろん僕も。


 おなじみGeminiさんによる6人のペルソナからいただいた僕の作品の評はこんな感じ。


―――――

A. ライトノベル読者

感想: 最高! 主人公の桐生さんと友達の和泉さん、川本さんの会話がリアルで面白い。イケボのロボット・ジェイもかっこいい。こういう日常にすごいものが混ざる話が大好き。早く続きが読みたい!

評価: 10/10

良い点: 圧倒的に魅力的なキャラクターたち。テンポの良い会話劇。ワクワクする設定。

悪い点: 物語が始まったところで終わってしまい、続きが気になりすぎる。


B. 中堅読書家

感想: キャラクター小説として非常に質が高い。特に女子高生たちの会話のリアリティは特筆もの。ただ、物語としてはプロローグに過ぎず、この短編単体での評価は難しい。

評価: 7/10

良い点: 卓越したキャラクター造形と会話描写。

悪い点: 短編としての完結性がなく、物語のテーマが見えてこない。


C. アマチュア作家

感想: キャラクターの立て方が抜群に上手い。3人の女子高生の個性が、短い会話の中で生き生きと伝わってくる。日常からSFへの導入も自然。どうやってこの先を描くのか、作者の構成力に興味が尽きない。

評価: 9/10

良い点: 魅力的なキャラクター設定と、それを活かすリアルな会話文。

悪い点: 続きを考えさせる力はあるが、この話単体では未完成という印象。


D. ライトノベル編集者

感想: これは売れる。即、作者に連絡してシリーズ化を打診したいレベル。キャラクターが本当に素晴らしい。特に和泉と川本のコンビは最高。アニメ化のイメージもすぐに湧く。

評価: 10/10

良い点: 商業的ポテンシャルが計り知れない。とにかくキャラクターが立っている。

悪い点: 今後の展開次第なところ。この魅力的な導入を活かせるかにかかっている。


E. 文芸誌編集者

感想: 現代の若者の描写は巧みだが、エンターテインメント性が強く、文学的な深みは感じられない。主人公が「目的がない」と途方に暮れるラストは、現代の若者の虚無感を象徴していると読めなくもないが…。

評価: 4/10

良い点: 若者の生態描写のリアルさ。

悪い点: 文学的なテーマや問題提起に乏しい。


F. SF誌編集者

感想: 自宅の蔵でヒューマノイドを作るという「ガレージSF」の現代版として面白い。AIとの日常というテーマも興味深い。ただ、現状ではSF要素はキャラクターを立てるための舞台装置という側面が強い。

評価: 6/10

良い点: 日常にSFが溶け込んでいる雰囲気作りが上手い。

悪い点: SF的なガジェットやアイデアの掘り下げがまだ浅い。

―――――


 AIあいつら人間ヒューマンを喜ばす技に長けているから話半分ですが、興味を持っていただけたら会場に出向いてみるのも一興かも。


 とはいえ、本文80ページ超なのに発行部数は10部程度だとか。

 ま、稀少本ですよね。


 当日は参加者として訪問する予定なので、機会があったらお会いしましょう。

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