そして彼女は、タロットをめくる

目を覚ますと「姫様っ!」とメイドが駆け寄る。
聞くところによるとアルフェリオン王国の第二王女、リュシアナ・アルフェリオンになっていたようだった。

カリエンテ病によって完全に記憶を失ったリュシアナ。
記憶を取り戻すため、侍女のミサと護衛騎士のカイルと城下へ手がかりを探しに行く。

そこで出会ったのは不思議なタロットカードで…



この物語の中で重要なピースとなるタロットカード。
実際に作者様引いたカードが、登場人物が物語の中で引いたカードとなっています。
カードを引き、リーディングの結果を綺麗に物語の世界に落とし込むことによって、物語に奥行きが表れています!

恋愛のこと、未来のこと。
悩める相談者たちの、背中をそっと押す。
自分が信じたいものだけ信じればいい。

彼女が多くの信頼を得たのは、頭の良さもそうですが、相談者1人1人に真摯に向き合ってきたからだと感じました。

恋愛あり、陰謀ありのハラハラドキドキの物語。是非この結末はご自身の目で確かめてください!

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