概要
この雨もいつかは涙だったでしょう 海を旅してきたねおかえり
梅雨が終わるまで、不定期に更新します。
あなたに降る雨が美しいものになりますように。
あなたに降る雨が美しいものになりますように。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!梅雨を、夏を、かみしめる
『陽炎を追い僕は永遠になる
線路の向こう踏み出して夏』
陽炎という言葉からは別れだったり、旅立ちだったり、遠く見えないものを連想します。陽炎が「永遠」にかかることによって、より儚い切なさを演出しているようです。永遠を人生の中で手にすることは不可能であり、それを唯一可能にする行動が陽炎を追うこと。陽炎とは『僕』が失くしてしまった大切な何かのことだと思います。人なのか物なのか形のないものなのか。陽炎という表現がその対象についても揺らぎを与えてくれているようです。
陽炎という『僕』にとって大切なもの。それは、自分を構成する半分かのような存在。春夏とあと半分の秋冬を半分失くしたままでは越すことが…続きを読む