概要
冬が死に 汝の名前が 溶けるまで ひとりで喰うわ 透明な星
四季を纏った、十の想い。
季節の移ろいに寄り添う花や果実の数々と、恋心にそっと咲いた言葉たちを、金平糖の粒に見立てて詠み綴りました。
冬の薄さ、春の淡さから、夏の濃さ、秋の深み、そして冬の静寂へ。
ひと粒ひと粒に、ほろ苦く甘やかな恋の余韻を宿しました。
静かな夜に、色とりどりの星たちを嗜みながら、どうぞ一首ずつ、じっくりとお召し上がりください。
心の奥でそっと、溶けてゆきますように。
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