廃校で目覚めた骸骨は何を見るのか

ある日、廃校で目覚めた彼は骸骨になっていた。自分が誰かも、何故ここにいるのかもわからない。骸骨だから死んでいるんだろう。
そして近くには同じような骸骨がもう一人。
最初、この物語がどういう方向に進んでいくのか、わかりませんでしたが、物語が進んでいくにつれ、二人の過去と、彼らを取り巻いていた課題が明らかになっていきます。その少しずつ謎が解き明かされていく過程も見どころです。
安易に生き返ってハッピーエンドという作品では無いけれど、最後には二人のささやかな幸せを噛みしめられる作品。是非ご一読を。