何故俺たちは骸骨として目覚めたのか
- ★★★ Excellent!!!
主人公たちが幽霊であっても、物語は成立したのかも知れません。
しかし骸骨だからこそ、元の人間としての感情や振る舞いにリアリティが生じて、その人間臭さについ感情移入してしまいます。
そんな斬新さを感じる作品です。
主人公たちは廃校となった学校で生前の記憶のない骸骨として目覚め、やがて外の世界に出て自分たちが何故骸骨として廃校で目覚めたのか、その理由を知ることになります。
後半は重い展開です。
しかし最後の悲惨な結末の後に、彼らのその後への微かな希望が余韻として残されています。
是非その余韻を味わってみて下さい。