「カクヨム短歌賞1首部門 応募作品」

名瀬口にぼし

カクヨム短歌賞1首部門 応募作品

轟々と無人の門を通る暴風雨に百五十八の国旗の音が激しい


今この指とまる小鳥は多分死ぬ防水スプレー濃霧描くから


推しが映る液晶の輝きが酸素作りわたしの血を巡る光合成


夕焼けの光さす赤信号より赤く眩しいセリカの記憶


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「カクヨム短歌賞1首部門 応募作品」 名瀬口にぼし @poemin

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