死に戻りの幸薄令嬢ですが、かつて好きだった方に溺愛されそうです

「ユキ･スノーホワイト。この婚約届にサインを……」

目を開けるとそこは私が婚約するあの運命日まで遡っていました。

前世の私は体が弱くほとんど屋敷からも出れなかったのですが、そんな私も結婚をしました。
お相手はこの国の国王陛下の息子でしたが、彼はとても酷い人で、私は命を落とした。
そんな私がなぜ婚約の時間まで戻ってきたのかはわからない。だけどあの人との婚約は……嫌でした。

そう思い目の前の婚約届を見ると名前が違いました。

お相手はルーベン･アルスベルト。
それは国王陛下に仕える騎士の一人の名前。私の憧れの人だった。
けどルーベン様は……既婚者だったはずなのに、なぜその人と私が結婚することになっているの？

あれ？これ、私が知ってる私の人生じゃない！？


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