概要
何度見たって夢は夢よ。何でもないわ。
大熊事実は、卒業旅行で古都プラハに行って以来、毎晩同じ夢を見続けていた。夢の中の彼女は馬車に閉じ込められ、やがて馬車は巨大な城に到着する。夢の内容を聞いたオカルト好きな親友のユイは心配するが、事実は取り合わず――
KAC2025お題第4弾、書き出し指定『あの夢を見たのは、これで9回目だった。』に挑戦した作品です。
初めての連作ですが、前作を読んでいなくても楽しんでいただけることを心がけました。
前作はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16818622170963383024
KAC2025お題第4弾、書き出し指定『あの夢を見たのは、これで9回目だった。』に挑戦した作品です。
初めての連作ですが、前作を読んでいなくても楽しんでいただけることを心がけました。
前作はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16818622170963383024
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!現実主義者なコトミさん。夢魔に襲われても「気のせい」で済ましている件
同じ夢を繰り返し見る。その時に疑うものと言ったら何か。
科学的にはなんらかのトラウマなど「心理的な要員」を疑うのが常でしょう。
ですが、古代や中世くらいまでは「夢」と言ったらある種の超常的なものだと信じられてきました。
夢そのものが吉や凶を占う何かであったり、夢に出てくる人は自分を想っているという話があったり。
そんな話の一環で、「夢魔」という存在がいると囁かれていました。
人の夢に干渉し、精神になんらかの操作をする存在。
本作の主人公である「コトミ」も、どうやらそんな夢魔の干渉を受けてしまったようで。
でも科学を盲信してオカルトをまったく信じないコトミは、何回も続…続きを読む