概要
ゴブリン、コボルト、そしてエルフ。今のイメージと随分ちがう!
『カラー版 妖精画談』は1996年初版の岩波新書の一冊だ。著者は水木しげる氏。「妖怪の大家」水木しげる氏をガイドに30年ほど前のファンタジー世界のキャラたちに会いに行けば、イメージがガラッと変わってしまうこと間違いなし。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!実は……
今の幻想世界はサブカルによって変容してる
とは、研究者目線で言えることです
それの善し悪しはともかく、実はキリスト教によっても妖精たちは(性格も姿も)変容させられています
水木しげる先生はご存命中、世界各国を渡り歩いて妖怪、妖精の研究もしていらっしゃいました
今の妖怪たちのイメージは氏が確立したといっても過言ではないのですが、妖精に対してももちろんたくさんのイラストも残していらっしゃいます
そして、解説も
作者さまはそれを紹介しつつも、作者さまのテイストを交えて、今(サブカル)と昔(水木しげる先生の描かれた姿)の妖精を比較されています
妖精にしても、妖怪にしても、実は知っている…続きを読む