概要
妖精の国の隣国に生まれた、お姫さまの秘密とは
妖精王の治める「妖精の国」の隣にある人間の王国「フェアリル」に、一人の姫が誕生する。
美しい人間の子どもに目がない妖精王は、見目麗しい国王と王妃の子であるその姫に目をつけ、妖精の国に攫おうと試みるも、思いのほか醜い姫の姿に幻滅し、計画を断念する。
醜い容姿から父である国王や周りの人々に嫌遠されつつも、やがて成長する姫は、国王が死ぬ直前、大きな秘密を知ることになるのだが――――。
美しい人間の子どもに目がない妖精王は、見目麗しい国王と王妃の子であるその姫に目をつけ、妖精の国に攫おうと試みるも、思いのほか醜い姫の姿に幻滅し、計画を断念する。
醜い容姿から父である国王や周りの人々に嫌遠されつつも、やがて成長する姫は、国王が死ぬ直前、大きな秘密を知ることになるのだが――――。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!愛ある魔法に守られて
人間が住む「フェアリル」と、妖精の住む「妖精の国」。妖精の国の王(妖精王)は、美しい人間の子どもを探しては攫うという悪行を繰り返していた。フェアリルに新しい姫が生まれると知った妖精王は、その姿がどんなに美しいか期待するが、その姫はなんとも醜い姿で──
醜い姿ゆえに、使用人はもちろん家族からも愛情を与えられなかった姫。醜い姿の真実が明らかになったとき、グッとしんどい気持ちと切ない気持ちでいっぱいになりました。
辛い前半からの物語後半。姫に訪れた転機と、明るいエンディングがとても素敵です。
妖精、姫、魔法など童話の要素が詰まった温かいファンタジーをぜひ読んでみてください!