作者様の作品は、どこかにふっと、忘れられない一言が置いてあり、夢の景色を追っているような気持ちになります。本作は、「クリームソーダ」を通して「あこがれ」の気持ちを描いた作品。キャッチコピーの一言も言い得て秀逸ですが、私はもうひとつの言葉に魅せられました。誰のせいでもない感情。その行方。あの重なりは、誰のものでもない。自分だけの、そして誰かの、追想の色。
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