概要
あこがれ、込めたよ
新進気鋭の日本画家のアトリエ。
取材に訪れた私の前には、特大の金屏風があった。
古の美の巨匠を彷彿とさせる、その絵のなりたちを聞くうちに――――
KAC2025 第二弾「あこがれ」に挑戦。
取材に訪れた私の前には、特大の金屏風があった。
古の美の巨匠を彷彿とさせる、その絵のなりたちを聞くうちに――――
KAC2025 第二弾「あこがれ」に挑戦。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!言葉遊びの楽しさ満載! ダジャレ好き好きアーティストと苦悩する記者
「トリ」や「尾形光琳」らをモチーフに、自由自在なダジャレ小説。
アーティストの入谷雅人(いりたに・なりと)を取材した一人の記者。
日本画として新作の屏風絵を見せてもらうはずが、話を進める内にどんどんおかしな方向に。
長く、そしてちゃんと喋ってくれないと記事を書くのが大変。一生懸命ご機嫌を取って話を引き出そうとするのだが……。
途中で出てくるダジャレの数々の切れ味が良い。「立派なイメージのあるお堅い単語」がまったく違う意味に変換されてしまう。
そして、ラストで待ち受けてくる「ある仕掛け」が。
この後、本社に帰った記者さんは今回の取材をどう形にすればいいのか。その先を想像…続きを読む