ひなまつり

不幸があった男、そして自身にも……
其処から始まった奇跡の物語

せめて彼には、何時までも……身代わりになった〇〇の分も、強く生きて欲しいですな

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（16文字）

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男とひな祭りは一軒関連が無い様に思えるが、この物語は父と娘の想いの物語である。
奇跡を起こすのは人の想い、それは現実にも起こり得ることだと思う。
この物語はそのことを分かりやすく可視化してくれている。
娘を想う父も居れば、父を想う娘も居る。そんな当たり前のことに気付かせてくれる作品。

娘を亡くし、病に冒されているお父さん。
そんな絶望的な状況にある男の身に起きた一日の奇跡。
ありがとう。
作中の人物よろしくそういう気持ちで読ませていただきました。