【実話】わたしの彼女の友達kさんとわたしとの関係性について
もっちゃん(元貴)
第1話 kさん
この出来事は、実際にわたしが中学生の頃に起きた、わたしと彼女の友達kさんとの間に起きた一部始終である。
kさんは、わたしに、たびたびちょっかいを出してくる。
天真爛漫な性格で、話していると自然と笑顔になれるそんな女友達であったが、わたしには彼女がいたので、もちろん友達以上の感情はなかった。
情報の授業中、パソコン室で、わたしがタイピングの練習をしていると、座席が出席番号順だったので、わたしと隣に座っていたkさんは、列の1番後ろの席に座っていた。
わたしが当時はタイピングするのが下手だったので、一文字ずつ文字を打っていると、kさんがわたしのパソコンに手を伸ばしてきて、デリートキーを押してきたのだった。
「なにすんだよ。やめて!」と注意するが、kさんは、笑いながら、わたしが文字を打ち終えるたび、一文字づつ消していき、最終的には、今まで授業中にタイピングした文章を全部デリートキー長押しで消してくるという荒業をしてきた。
わたしは、流石に頭にきて、「なにしてんの!!全部消えちゃったじゃんか!」
椅子から立ち上がって、kさんに大声で、猛抗議をした。
「ごめん。ごめん。そんなに怒られなくていいじゃん…」
kさんが、わたしの大声に驚いたのか、しゅんとした暗い表情を見せたのだった。
その表情を見たわたしは、さすがに、怒りすぎたかなと思い始めた矢先に、
先生が、「そこ、うるさいよ!」
「すみません…」
先生に謝って、椅子に座ろうと腰をおろそうとしたら、なぜかそこにキャスター付きの椅子がなかった…
「えっ?」
ーゴン
「いたっ!!」
急にふいをつかれたので、体勢を整えられずに、すぐ後ろにあった壁に頭を打ち付けてしまった。
ぶつかった頭をおさえながら床でのたうち周っていると、なんということでしょうか、kさんが、大爆笑してるのが見えたのです。
言いすぎたかなと思った、わたしがバカだったようだ!
どうやら、わたしの椅子をいつの間にか反対側まで転がしていたようです。
クラスメイトたちが「くすくす…またやっているよ。夫婦漫才を、彼女さんがいるのに、どうどうと浮気かよ。くすくす…」と声が聞こえてきたのです。
わたしは、いや、どこが夫婦漫才なんだよ!単にわたしがいじめられているだけだろ!と反論したい気持ちがありましたが、授業中だったし、また先生に注意されるのも嫌だったので、心の中にしまいました。
わたしは、席に座り直して、ため息をつきながらも、kさんに消されてしまった今までタイピングしていた文章を一から始めようとしていたら、キンコンカンコーン♪と授業終了のチャイムが鳴り始めたのです。
「チャイムがなったので、授業を終わります」
先生が、そう言って授業が終わってしまったのです。
「まじかー。はぁー」
思わずため息が出して、頭を抱えてしまいました。
結局パソコンに一文字もうてず授業が終わってしまった。時間を見てなかった!まさか授業終わりに仕掛けてきたとしたら、kさん確信犯なのか?
もう仕方ない次の授業の時に頑張るとしよう。そう決意して教科書を持って、自分のクラスに帰ろうとパソコン室から出ようとしたら、先にkさんが、一人でパソコン室からでて廊下を歩いていたのを見かけました。
すると、わたしの彼女が、kさんに向かって走っていって、いきなりkさんの腰に自分の腰をぶつけている衝撃シーンをわたしは目撃してしまったのです!
その衝撃シーンの後も何やら2人で自分たちの教室につくまでいいあっているのを後ろから見ていましたが、教室に着いた頃には、2人笑っていたので、中直りしたんだと、わたしは理解しました。
その後、突然kさんからのちょっかいはなくなり、しばらくして、今度はわたしの友達にちょっかいをかけるようになりました。
ようやくkさんからの理不尽なちょっかいから解放されたのは、良かったのですが今度は友達に矛先が向いてしまったのは、ちょっと思うところはありました。
今思い返しても、あの時、わたしの彼女はなぜkさんにあんなことをしたのか?また、kさんと一体何の話をしていたのか、わたしには、よくわかりません。
みなさまは、わたしの当時の彼女とkさんの気持ちをわかりますか?
終
【実話】わたしの彼女の友達kさんとわたしとの関係性について もっちゃん(元貴) @moChaN315
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