概要
王太子に捨てられた影の軍師、最強王に愛される!
シルヴィアの幼い頃の愛読書は、英雄エルヴァンが戦場を駆け抜け、知略と剣の力で数々の敵を打ち破る物語『英雄エルヴァンと千の兵』だった。しかし、シルヴィアが興味を持ったのは、英雄がどのように軍を動かし、陣形を駆使して勝利を収めたのか、その戦術や策略の部分だった。
父であるルドヴィクはアルストレイン公爵家の当主でありながら、軍事面では目立った手柄を挙げることなく、凡庸な存在であった。しかし、シルヴィアの非凡な才能を早くに見抜き、彼女を影の軍師として裏で支配し、自身はその手柄を横取りする形で名声を得て、王家の軍師として名をあげた。
やがて、シルヴィアは王太子の婚約者に選ばれることとなる。王太子がアルストレイン公爵家の娘達の肖像画を見て、シルヴィアの美貌に惹かれたからだ。しかし、シルヴィアはルドヴ
父であるルドヴィクはアルストレイン公爵家の当主でありながら、軍事面では目立った手柄を挙げることなく、凡庸な存在であった。しかし、シルヴィアの非凡な才能を早くに見抜き、彼女を影の軍師として裏で支配し、自身はその手柄を横取りする形で名声を得て、王家の軍師として名をあげた。
やがて、シルヴィアは王太子の婚約者に選ばれることとなる。王太子がアルストレイン公爵家の娘達の肖像画を見て、シルヴィアの美貌に惹かれたからだ。しかし、シルヴィアはルドヴ
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!戦略戦術の才を祖国では父に搾取されていたが敵国ではいきなり軍師
戦略戦術を思考する事が好きな令嬢は、その才能を認めた父が己の職責に高める為に搾取し、王太子に望まれ婚約者になるも、貴族令嬢の責の社交界の場に出る隙すら戦略戦術を思考する時間に当てる様父に厳命され、王太子の相手は双子の妹が担い、終いには、妹が姉に虐められていたとの虚言を鵜呑みした王太子から婚約破棄と国外追放を宣告され、国境との境の森に捨て置かれる事態となるも、敵国の王が間者からの報告を受け自らその令嬢救出に迎い、彼女の戦略戦術の才を認めていた事から、軍師として王の側使いに雇い、その甲斐もあり、隣国であり軍師となった彼女の祖国との戦に勝利し、その過程で彼女に戦略戦術を思考する事を強制した両親や婚…続きを読む