超救命』の超助

 俺達はそれから数々の死闘を繰り広げ、ついに魔王の城までたどり着いた。

 しかし……


「すみません『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助さん、もう私限界です」


「どうしてだ『詠唱破棄』の詠子、お前は十分に活躍していたじゃないか」


 彼女の実力を見るために俺は、ずっと前衛で耐え忍んでいた。

 結論から言うとあの魔法は強力だ、魔王だって倒せるかもしれない。


「私が魔法を撃つのが遅いばかりに、『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助さんがずっと守ってくれて、もうボロボロ。もう一緒にはいれません!!」


「待て、『詠唱破棄』の詠子!!」


 すぐに見えなくなるくらい、走って行ってしまった。

 どうやら、『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の効果も発動したようで、スキルの力もまた上がったようだ。

 一応、彼女のスキルを『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』でコピーさせてもらっておいた。

 そもそも俺には『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』という無敵のスキルがあるんだから、何も考えなくても魔王にだって勝てるはずだ。

 だが何だ、この胸騒むなさわぎは。

 まるで、じゃないか。

 そんなはずはない。

 俺は、魔王城へと入っていった。


 そして、たくさんの配下を倒し、ボスの間までやってきたのだった。


「よく来た、『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助よ。残念ながら貴様の冒険もここで終わりだ」


 とても威圧いあつ感のある魔王が俺をにらんでくる。

 ビビるな俺、平常運転でいけ。


「俺にはこの最強スキル『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』がある。それでここにいた奴らも簡単に倒してきたんだ。終わるのはお前の命だ」


「まだ分からないか。ならば教えてやろう『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助。この我にはありとあらゆるスキルが通用しない」


「!?」


 いや、だが俺はステータスも上昇させている。

 それでゴリ押せば……


「なぜなら、人の名前を呼ぶときにスキルと名前を必ず言う風習を作ったのはこの我だからだ。後は盗み聞きをして、対策を立てればいい。もちろん、ステータスがどれだけ高くても我には敵わんよ、『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助」


 くっステータスのこともバレてやがる。


「だけど俺は、『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の効果により、好きな魔法を詠唱無しで撃てる。お前に効く魔法もあるかもしれないだろ」


「くっくっくっ、冥途めいどの土産に教えてやろう『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助よ。確かに我に効く魔法は存在する。しかしそれは、『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』による詠唱破棄をすると、あまりの情報量に脳が焼き切れてしまう魔法なのだ」


「なんだと!?」


「『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助よ、貴様の持つ『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』なら、その魔法を撃つことができるだろう。だがしかし、それを詠唱するにはあまりに詠唱が長すぎて、無防備になってしまうのだ。もちろん、先ほど言った通り『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』による短縮も不可能だ。だから貴様は我に必ず勝てんのだ」


「何だって!? この俺の最強スキル『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』が完全に対策されているというのか。だけど俺の『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』には、出会った相手のスキルをコピーすることもできる。これでお前に勝てるようなスキルがあれば……!」


「残念だったな『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助。お前の動向をずっと監視していたが、『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』でコピーしたスキルの中に、我の脅威きょういになりそうなものは無かった。そもそも、スキルは我に効かんのだ。魔法を補助するスキルなら少しは関係あるだろうが、さっきも言った通り我を倒す魔法は貴様の『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』でもさっきいた女の『詠唱破棄』でも唱えることはできん!」


「そうかい、あんたがそんな風習を作っていてくれて、盗み聞きしてくれていて助かったぜ」


「!? 『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助、貴様のその手にあるのはまさか……」


 俺はその、唯一魔王を倒せる魔法『呪限無ジュゲム』をもう

 俺は、『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』で覚えた『呪限無』を『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』でコピーした詠子のスキル『』でずっと詠唱しつづけていた。

 まさか、『脳内詠唱』を『詠唱破棄』と同じものと思っていてなんて、魔王も考えてなかっただろうな。


「そう、お前が馬鹿正直に俺のスキル『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』を連呼れんこしていてくれたおかげで、詠子の『脳内詠唱』が間に合ったんだ」


「『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助、貴様あああああああ」


 そして魔王は、最強魔法『呪限無ジュゲム』によって倒された。

 その後俺は、魔王を倒した勇者『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助として、世界から賞賛されたのだった。


――完

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