絶望の中に差し込む光があまりにも美しい…

主人公のジュンがどんな結末を迎えるのか…。目が離せなくなりました。

恋人を失って自暴自棄になり、つまらない喧嘩で警察沙汰になっても、何も感じなくなってしまった。主人公の深い絶望が、この衝撃的な出来事を通して伝わってきます。

服役終えた彼は、やはりがらんどうの心のまま日々を過ごしていきます。そしてまた、暴力が絡む事件に巻き込まれる…。

しかし、これらの目を覆いたくなるような辛い出来事があったからこそ、最後のシーンが映えるのだと感じました。

暗闇の中に一筋の光が差し込むような、美しいラスト。
この美しさに、血涙は人生を変えるほど強い感情の発露なのかな、と想像してしまいました。

ぜひ、このラストシーンを見届けてください!

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