概要
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- ★★★ Excellent!!!世界の終わりは残酷で、どこまでも美しく
※読み合い企画からのレビューです
「本日午後九時を持ちまして、世界は終焉を迎えます」
そんな臨時ニュースが流れた世界で、主人公である潤一は、なるべくいつも通りに過ごすことを決める
学校へ行くと、幼馴染みの朱里だけが教室にいて──という導入から始まる短編である本作品は、終末ものとして非常に完成度が高い
唐突に突きつけられた終焉に対し、世界は混乱を来していく
だが、潤一と朱里だけは、どこかのんびりとしていて、まるで明日も世界が続くかのようだった
けれど、違う
厳然として、世界は終わる
そのことを心の底から理解した二人が、どんな終わり方を選ぶのか
それは、タイトルを見ればわかるはずだ
終…続きを読む