無能の花嫁は薔薇の香りを纏う

⭐︎明治風の和風浪漫異能ものです。
ふんわり明治の香りが漂っているなあと思っていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

開国し、西洋文化と融合が進む近代日本。
大河内家の長女である彩香は無能と見做され、実父、継母と異母妹に虐げられていた。
じつは、実母の教えの通りに無能に見せかけていただけで、彩香は、薔薇の香水を纏うとサキミ《先見》ができる。
彩香は密かに香りの化粧品などを作って販売し、大河内家から脱出を狙っていた。
そんな時、結婚話が持ち上がるが、異母妹の我儘で婚約者を交換されてしまう。
しかし、それは彩香にとって僥倖だった。
優しい婚約者に愛され、彩香は大久保家に報いようと香りの事業に着手する。

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