概要
渡すべきではなかった
魔王という脅威が去って幾星霜。記念する祭りだけが今も盛大に開かれているその日。近隣の村で雑貨店の手伝いをしているノーラは、待ちに待った祭りを友人たちと共に楽しんでいた。苦しくはないが特別楽しくもない、平々凡々な日常からの解放は、少しだけノーラの気を大きくしていたのかもしれない。不意に目に入った、落とし物。落とす瞬間を見てしまった彼女は、いつもであれば声を掛けない相手を呼び止めた。自分には縁遠い、身なりの良い主人と従者を。
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