わたしは砂糖菓子のように甘い

家庭は“安心するところ”だと、私は思っています。

安心出来るところがブレずにあるから、子供は外で頑張れます。
安心出来るところがあるから、何か困ったことがあっても、子供は親に相談できるのです。
親がそういう場を作ってくれるから、子供は親を大事にしたいという気持ちを持つのだと思います。

作者様は素敵なお母さんです。

『砂糖菓子のように甘い』
最高ではないですか。
甘みがなければ、人は苦みには耐えられないのですから。

“親バカ”と“バカ親”は違います。
同じく「自分の子供が一番かわいい」と言える親バカな母親として、このエッセイをオススメ致します。

綿菓子のように甘いものの、一本ちゃんと割り箸が通っているお母さんの話。成人までは、このお母さんの綿に包まれているけれど、社会にでるお子さんは、改めてお母さんのありがたさをしるんだろうなあ。

素敵な作品です。

世の中にあふれる教育論や、子供をいろいろ管理する、厳しくしつける……。
そういったものに、NOという作者さま。

子供たちには甘くしてる。
自分は、子供から見たら、ちょろい親だろう。

でも、それで私は良いと思う。
私はこのショート、好きだ。

子育てには何が必要か？
愛情だ。
子供をはぐぐみ、癒やし、やがて世界の荒波へと送り出す、愛だ。

それが、この作者さまには良くわかっているのである。