第9話

私たちが無能をさらしている最中、話題の中心の彼女ナターリヤ・セーニナは何をしていたのか、それは......。



____

ナターリヤ・セーニナ視点



今日はユリアス君と待ち合わせをしていた、なのに朝サーシャが出発の遅延をしてきたせいで10分遅れていた。ホント、なんで邪魔して来るんだろう。


もしかして「ユリアス君と、仲がいい私に嫉妬している?」

「......さすがに彼女でもそれはないでしょ」


いつも通りに独り言をマシンガントークで、ブチかましつつ待ち合わせ場所の、この都市リュカーブに存在している現存している図書館の中で最大の図書館に急いで、向かっている。「大リュカーブ図書館......歴史的な建物だっけ、実は初めて訪れるから、どんな感じの建物なのか知らないわけで......私ユリアス君とまともに話せるのか?」


心配になったが、今更帰ることはできない。この都市の名前も大リュカーブ図書館から取られているのは、国民学校の歴史の授業で学んだ。


「逆に考えればそれしか知らないわけで————」

わかっていたことだが、どれだけ独り言をつぶやいても心配は消せない。さらに今回遅刻もしてるわけで......嫌な考えばかり頭に浮かぶ。



____









教団と???視点


「......」

待ち合わせ場所に向かうセーニナを見る、カスの姿が彼女の後ろに存在している。


「なるほど、ターゲットはユリアス少年と待ち合わせをしているようだ」

彼女は正直、すごく、好みのタイプでロリ系の体系をしている。まあすこし、学児とは違うが......いける!!


このカスは正直に言ってまともじゃないタイプのロリコンである、コイツのやばさを知るには彼の心の中を見れば一目瞭然だろう......。




正直に言えば今すぐ竜教団の任務を放棄して性欲を解放したいが、自分は幹部であり抑えることができる。それに儀式の時ちょっとした、時間が存在しているその時性的に襲えばいいだろう......今やる必要はない...でも「それに......あの時の復讐ができるかも」なら......


あの時の復讐ができるかもなんて言っているが、こいつには悲しき過去なぞ存在しない。どちらかといえば、圧倒的に加害者である。


まずコイツは竜教団にすら忠誠を誓っていない、まあなぜ幹部になったかと言えば......こいつがレ.イプッした後にノリで殺し自己正当化に走るためにで......

ホント、どうしようもないカス。


しかもコイツは、未来でセーニナを竜に覚醒させたカスでもある。

そのせいでリュカーブ崩壊を起こし、更に竜教団の儀式も崩壊させているため儀式方面でも擁護できない。




だから、こそ......前の私に依頼したわけだが————————





















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

"不遇水魔法使いの禁忌術式" チーズ @kakuyyy

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画