カイル大王記　～マルシア王国太平記～

　ロマヌム大陸西端のマルシア王国は建国以来、大陸国家や海の向こうの国からの干渉によって起きる戦争や地震などの天災を受けながら生き抜いてきたが、50年前に王国内で発生した内乱と同時期に大陸全土で発生した大戦乱によって国力を大きく下げていた。
戦乱終結後、王国内部の復興は陰謀や飢饉などの様々な要因によって思うように進まず国力は下がっていく一方であった中でのマルシア王国の王族カイルは臣籍降下して、小さな領地の小領主になって陰謀と戦争をくぐり抜けながら生きていく一代記。

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　この物語は後世作られた、「カイル大王英雄記　～マルシア王国太平記～」という500年前に作られたカイル大王の英雄記と、「マルシア王国太平記　～秘史～」とい…続きを読む