カイル大王記 ~マルシア王国太平記~
@Threewolking
始まりと登場人物
大陸歴 598年春
マルシア王国王都の王族居住地区の邸宅にて、王族である父のカールと母のフランの長男としてカイル・P・マルシアが生まれた。
彼の父親は現国王の五代前の弟の一族であり名前をカールと呼ばれている、母親は前国王の兄弟の娘であり名前をフランと呼ばれる、両親は王宮内では蔵書庫の管理業務を付いており王族内では無類の読書好きと言われている。
彼は両親の愛情を受けながら育っていった。
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大陸歴 603年冬
カイル五歳の時に妹のフローラが誕生した。
この時までに親友であり家臣が五人できる。
一人目は小姓のアッピア・ナイルズで年齢はカイルと同じ五歳で、カイルが三歳の頃から小姓として勤めている、アッピアは後に【実務のアッピア】と呼ばれることになる。
二人目は同じ王族のグラックス・マルシアで年齢はカイルより年下の四歳で、カイルが四歳の頃に出会っている、グラックスは後に【内政のグラックス】と呼ばれることになる。
三人目はグラックスの双子の弟のハンニバル・マルシアで、グラックスと同時期にカイルと出会っている、ハンニバルは後に【戦巧者のハンニバル】と呼ばれることになる。
四人目は準貴族の五男フーヴァー・マクスウェルで年齢はカイルより年上の六歳で、カイルが四歳の時に出会っている、フーヴァーは後に【経済のフーヴァー】と呼ばれることになる。
五人目は準貴族の三男アーサー・マクシムスで年齢はカイルより年上の七歳で、カイルが五歳の時に出会っている、アーサーは後に【謀略軍師のアーサー】と呼ばれることになる。
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大陸歴 613年春
カイル十五歳の時に王都で大地震が発生して両親が建物の倒壊に巻込まれ二人ともなくなる。
この時にグラックス兄弟の両親も亡くなる。後にグラックス兄弟と義理家族になることを国王に進言して承認される。
この地震で王族の半分以上と貴族の半数が亡くなる、このことでマルシア国の統治機構に甚大な被害を被る。
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大陸歴 614年春
カイル十六歳の時に妹のフローラとグラックス兄弟を伴って、国王に王籍離脱をして臣籍降下することを進言して承認される、領地としてマルシア王国北西にある王家直轄領の一郡を拝領して領地に入る。
カイルは拝領した領地の名前をとって、カイル・P・ロンド伯爵と名乗る。
カイル大王記 ~マルシア王国太平記~ @Threewolking
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