最近起きた気味の悪いこと

@jyurokkakukei

12月30日

最近起きた気味の悪いことを少し知ってもらいたくて、共有したくて。

私は普通の大学生で今まで大きな事件やら事故もせず、日常に不満もないし、特別な家系だったりもせず、心霊現象なんかも見たこともあったこともないんです。

そんななのに最近通学路の一部に違和感を感じるようになったんです。まず違和感を感じている通学路の一部なんですが、線路沿いにまっすぐと伸びる一本道で、だいたい150m位かな、そんぐらいなんです。その道の長さが変わるんですよ。長くなったり、短くなったり。けどそれぐらいなら別にどうも思わないし、自分がおかしいと思えるんですけど、問題は車椅子の老夫婦ですよ。

大体道の中間ぐらいにある介護老人保健施設から出てくる聡子さんと彰男さん。まあその老夫婦の何が問題かと言うと【目】です。あるけどないんですよ。

どういうことかというと目が奥にあるんです。埋まってるみたいな感じです。最初は病気の方なのかと思いました。けど様子もおかしいんですよ。毎朝毎朝見守ってるんです、私を。私が道が長いと感じた時は「着いて行こうか?」と言ってきたり、逆に短いと感じた時は「運が良いねぇ」と言ってきたり、道の長短を把握してるんです。特に危害を加えられたりなんかはないんですけど、不気味で仕方なくて。


なんでそんな話ををこんなところで僕に話すんですか?

見てください、聡子さんと彰男さんの写真。

ほら。

確かに目が埋まってる。

良かった。わかってもらえて。


そう言うと彼女は、どこかへ行ってしまった。レストランで名前を呼ばれるのを待ってるだけだったのに、薄気味悪い。写真も、彼女のあのやけに白い目も。

これが今日僕の体験した奇妙な話です。

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