第14話 最終戦はあっけなく VS某医院
某クリニックとはしごするように私はコロナワクチンを打つために医院へ向かった。
七月に二度目の家庭内感染をしてしまい、インフルエンザワクチン接種から二週間経たないと打てない(コロナ禍中は特例的に間隔は短くていいとされてたが、医療的には二週間空けるのが望ましいとか)。
た、確かここも現金オンリー。
コロナワクチンは自腹だと一万六千円かかりますと言われたが、構わんっ! また反ワク反マスク夫(細かくは「夫が陰謀論にハマって反マスク、反ワクチンになってしまった」を参照)から移されるのはたまらん。あとは別件の検査もあるし。さっきの野口と合わせてお釣りを五千円札になるように調整だ。
「達見さ〜ん。一万八千円です。」
いざ、
私のターン、栄一さんニ人と野口三人を召喚!
医院のターン! 津田梅子さん一人召喚!
……やった、ついに彼女に会えた。チャレンジを始めて現金支払いに比重を置いて一ヶ月。なんとか令和六年中に会えました!
会いたかった〜! 梅子さん、まぶたの梅子さん(大袈裟)
それにしても、ここまで苦労するとは。
小銭も鋳造が減って記念パック分しか鋳造しない年もあると言うけれど、五千円札もいずれそうなってしまうのかもしれません。
しばらくは梅子さんには私の財布に滞在してもらいます。
【完結】全ては彼女に会うために 達見ゆう @tatsumi-12
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