第三研究体管理所

@fuwafuwa_land

謎解き明かしお願いします

この話はあまりしたくなかったけどあの場所がなんだったのか解き明かして欲しいから書く。

ただ、遊び半分では行かないで欲しい。当時ダチが1人死んでいるから。


俺は昔廃道巡りにハマっていたそれも調べて現地に行くのではなくフラフラして廃道であろう道を進むというふうにして巡って今いた。

この時は俺とダチ2人、山田と中村と〇〇県△村ら辺を探検していた。

道の端に車を止めて歩いて廃道を探す。車を止めて5分くらいでトンネルを見つけてトンネルの横に小さな道があって明らかに人の手が長年加わってない感じで探さなけれび見つからないほどに木々が生い茂っていた。入口に柵などはなかったため特に迷うことなく横の道を進んだんだ。

「今日はここだないいもんが見つかるとええな」

「どんなんが待ってるかねぇ~」

「いいからはよ行くぞ」

などと普段と変わらない会話をしながら10分くらい進んだころ目の前に小さなトンネルが出てきて看板には

[第三研究体管理所]

と書かれていた。

その時俺ら3人は恐怖と興味が混ざりあっていた。

まぁ、3人とも興味が勝って進むことにした。トンネルの入口には特に石壁や柵があることはなく崩れかけてるだけだった。だから簡単に中に入ることは出来たんだけどトンネルが想像以上に長くてさらに暗い。スマホのライトで照らしながらただただトンネルを進むこと多分20ぐらいだと思う歩き疲れて一旦休憩することにしたんだ。

みんなこの変なトンネルに対する恐怖が強くなってきたの口数は少なく会話はほぼなかった。

ある程度休憩したため俺が「よし、行くか」と声をかけ再び歩き始めた。

5分くらい歩いて目の前に扉が見えた。

扉には[第三研究体第2監禁室]と書かれていて鍵は歯車みたいなものを何度も回して中からは開かなくするやつだった。ただ下に太いチェーンが落ちていたのでもしかしたら過去に誰か来て開けているのかもしれない。

ここで一緒にいた中村が

「ダメだやめよ、おかしいよ!みんなきずかないの?!トンネルの入口とここの扉に書いてる文字研究室とか研究所じゃなくて研究体だよ!」

確かこんなことを言いながらここから先に行くのを強く拒んできた。

でも山田は「じゃー中村はここで待っててよ確認してくるから」みたいなこと言って中に入ろうとしていて俺にも「なぁ行こぜ」と言ってきて俺は一緒に行くことにした。

中村は何度も俺らを止めて来たけど、結局俺と山田は進んだ中に入ってほんの少し歩いた先に開けた場所があった、後ろを振り返ると少し中村のスマホのライトが見えるほどの距離、部屋は特に研究室にあるような機会みたいなものは見当たらず、ただ真ん中に5m×5mくらいの四角い穴があった深さは多分数メートルくらいじゃないかと思う。

穴以外は何も無く「全部片付けられたのかな」などと話してた。

「なぁ穴の中何あると思う?」

「えー、んー、死体とかあったらやだよなw」

「おいそうゆうのやめろよw」

「わりわりwでも暗くてあまり見えないんだよな」

とかちょいちょいふざけながら話してた。

穴以外何も無いし穴の中は暗くて見えないから中村のところに戻ろうとした時

山田が落ちた

山田が足を滑らせて穴落ちちゃったんだけど運良く足腰を痛めたくらいで生きていてびっこ引いているが歩くことも出来た

「大丈夫ー?」

「いってぇー、あぁー大丈夫。て、おーいなんか道ある。んー、あとなんか光ってるぞ。ちょい見てくるわ」

「まじ?わかった」

そのすぐあとだった

「ア゙ア゙ー」

穴の中から山田の悲鳴が聞こえた

「どした!?」

「バケモン、人、真っ白のなんか変なのが追ってくる」

「はぁ!?」

化け物と聞いた俺は何が何だか分からなくてとにかく穴を覗いていた

山田が走って穴の方に戻ってきて壁を登ろうとしていたが壁はツルツルだし俺が手を伸ばしてもとどく長さではなかった。

「おい!どうすんだよこれもうそこまで来てる」

「わかんねぇよとどかねんだよ」

その時だった、下で山田が照らしている道の場所から何かが出てきたのが見えた

「こっち来んな!おい」

俺は声が出なかった、俺の目に見えたのは真っ白な肌に毛のないからだ、目鼻耳のようなものはなく口だけの人の体に良く似てる何かがゆっくり這いつくばって山田の方に近づく姿

「はめろ、やだ、こっち来るな。おい助けろよ!何ボートしてんだ!おい」

俺は何も出来ずにただ見ていた、いや恐怖で体が動かなかったんだ目をそらすことも考えれずただ見てるだけ

「ア゙ア゙ ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ヤメロ イダア゙ ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ …」

その時俺の目に映っていたものは化け物に襲われている山田だった。襲われる、分かりやすく言えば多分食われていた。

山田が動かなくなって俺の中に逃げなきゃという思いが強く出てきて逃げようと思ったその時だだった 化け物が止まった、そしてゆっくり頭が回り俺の方を見た。俺はもうその場に居られなくなり走って中村の方に逃げた。

「扉!しめるぞ!」

俺は叫びながら走った。中村の場所について走ってきて急いで扉をしてる俺を見て中村は俺が何をしているのかわからない感じだった。

「何があったの?!山田の叫び声は何!山田はどうしたの!」

「後で言うからとりあいずしめろ!死ぬぞ!」

中村は戸惑いながら俺と一緒に扉の歯車の鍵を回した

そこからはとにかく走ってトンネルを出て車に戻ってとにかく場所を離れた30分くらい無言のまま車を走らせコンビニが見えたのでそのに止まった。

「なぁ、何があったんだよ!山田はどうしたんだよ!いい加減説明してくれ」

俺は中村に中で何があったのかを説明してその日は家に帰った 。

俺と中村はその後廃道巡りはやめあのトンネルに近づくことも無くなった。



これは10年ほどまでにあったことで場所も正確な位置は覚えていない。ネットにあのトンネルや穴、化け物のことが書かれた記事は見当たらないからいまだに何かはよくわかっていない。でも、山田があの場所で消えている。俺はあと化け物を見た。

このままでは山田は多分成仏できない、でも俺と中村はもう二度とあの場所へは行かない、行けない、体が進まないんだ。

だから誰かあの場所を調べて欲しい。自分勝手なのはわかっている。だけどお願いだ誰かあの場所を調べてくれ。場所は〇〇県△村の近くのトンネルだです。

あの場所、あの化け物が何か分かった方は教えてください。

どうか穴に落ちないように気をつけてください


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