出てくる名前の数々にワクワク。そして、その先に待っているものとは……

 冒頭からもう、少年のハートが刺激され、ワクワクでいっぱいになります。
 ケルベロスやオークなど、幻想動物の数々の名前が登場。そして、それらの『歯』をコレクションしているという謎の人物が出現します。

 一体、これらの歯の数々はどこで手に入れたものなのか。そして、この先でどんな光景が繰り広げられるのか。

 そんな緊張とワクワクの先で提示される、「ある驚愕の結末」。
 
 二千字足らずの短い文字数の中で、一個の世界観と、一個の驚き、そして思わず頬が緩む満足感。
 とても楽しい作品でした。

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