異世界で守護神（ゴールキーパー）はじめました

17歳、身長198センチ。
サッカー歴一年で全国クラスの強豪校をキーパーとして完封する体格と運動能力に恵まれた二木撫子は大企業の社長令嬢という生まれのためにその素養を否定され、山中の寄宿校に閉じ込められ窮屈な日々を送っていた。
そんな中、彼女は近代イギリスに似た異世界、妖精郷（フェアリーランド）へと迷い込む。
その地で出会った赤い竜の亡霊と取引し、妖精郷で生き延びるための竜の力と引き換えに竜の卵を保護するよう依頼された撫子は卵から孵化した赤ダヌキ……に擬態した幼体竜ゴッホちゃんを道連れに旅をすることになる。
妖精郷の実態は、妖精やドラゴンといった幻想の生物、異世界から来た英傑たちが人智を超えた必殺シュートやテクニックでゴールを争う妖精フットボールの世界。
その才能を発揮する舞台を得た撫子は旅…続きを読む