その手で愛でて

海星

第1話 俺ね…

「麗華…」

「ん?」

「俺ね…」

「うん」


麗華の膝枕で眠りかけていた。


「俺ね…」

「…」


麗華が母の様な暖かな眼差しで上から見下ろす…。



「俺ね…」

「あたしがいいんでしょ?」

「そう…」


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