第7話 変わらない

仕事はリモートでしているので、

外に出ることは買い物くらい。


唯華が来てからは食事の準備は彼女がきてくれていて、買い物は二人で行く。


たまに実家に送って行って荷物を取りに行く。



唯華と居ることで自分の弱さと自信のなさにさらに気づくこととなった。


たまにショッピングモールなどに行くと、

唯華は若い子たちからよく見られる。

それが気に入らない。


車までは耐えるが乗った途端に無言で手枷をつけて、目の奥を見る。

すると、彼女から唇を重ねてくる。


「…お前の一番奥に植え付けたい気分。ついでにお前の頭の中にもわからせてやりたい。」


「いいよ。」


と言いつつ未だ繋がりは持っていなかった。



「…でもいいや。」

「いいんだよ?」

「いい。」

「…遠慮してるの?あたしは大丈夫だよ?」


「…それ以上口開くな。」


次は僕から唯華の口を塞いだ。




その夜…彼女が眠った後また、彼女を包み込んで

自らを慰めていた。

それを幸せだと感じるから。


でもその日、彼女は少しだけ目を開けて不意打ちで僕にキスした。


「…??」


驚いて手を離すと目を閉じたまま彼女が続けた…。


「唯華…やめろ…汚れる…」

「いいよ…かけて…」

「…ダメだって…出るっ…」

「…ビクビクしてる。」


僕は何を思ったか、直後初めて唯華に入れた。


「唯華…まだ出る…お前の一番奥に出したい…」





――――――――――――欲張りなのか…なんなのか…事後、申し訳なさと寂しさに襲われた

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