概要
だってわたしは最強だからな
荒事においては世界でも屈指の力を誇るニケー王国に生まれたデモン・イーブルは“掃除人”だ。ランクは「超級」。ずば抜けた能力を有するがゆえの肩書である。では、その役割はというと、それはヒトに仇をなす“ダスト”と呼ばれる存在を掃除――すなわち、無に帰すことだ。
長らく王国暮らしを続けていたデモンは、ある日、旅に出た。能動的に仕事を請け負うことは、どこでも歓迎される。だが、なにも社会的に必要な活動だからという理由で世界を巡ろうと考えたわけではない。
己の内に常にある、黒々とした邪心の種火。
そこにくべるは善悪問わずの刺激という名の薪。
小さかった炎はやがて燃え盛り、業火が生み出すのは無限の快楽だ。
甘美でしかないその瞬間を味わいたいがために、デモンは今日もあらゆる“ゴミ”を冥府へと送呈する――。
※他サイトにも掲載しています。
長らく王国暮らしを続けていたデモンは、ある日、旅に出た。能動的に仕事を請け負うことは、どこでも歓迎される。だが、なにも社会的に必要な活動だからという理由で世界を巡ろうと考えたわけではない。
己の内に常にある、黒々とした邪心の種火。
そこにくべるは善悪問わずの刺激という名の薪。
小さかった炎はやがて燃え盛り、業火が生み出すのは無限の快楽だ。
甘美でしかないその瞬間を味わいたいがために、デモンは今日もあらゆる“ゴミ”を冥府へと送呈する――。
※他サイトにも掲載しています。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?