スラム街から帝都へ! 馬蹄轟き剣風薫る英雄譚
- ★★★ Excellent!!!
世界の大半を支配する『煌国』。その頂点に君臨する皇帝は齢七〇を迎え、一つの決断を下す。
曰く、「『皇位継承戦争(アウロベルム)』にて皇位継承者を決定する」
皇帝には五人の子があった。あるいは才知に長け、あるいは武勇に優れ、あるいは才気に富み、いずれ劣らぬ彼らがそれぞれの軍勢を率い、血で血を洗う継承戦の末に次代の皇帝を決するのだ。
否、ここにもう一人。皇帝が真に愛した侍女が産み落とした私生児、名をアインという――――
スラム街にて生まれ育ったアインは突然降って湧いた皇位継承戦争への参加権に戸惑うも、ある出来事によって決断を迫られる。どうしようもなくカッコつけたがりで楽天家、しかし意志の強さで人を惹きつけてやまない彼は親友レナードやスラムの仲間達と共に至尊の玉座を目指す!
この作品、最近流行りの最強、無双、ご都合主義といった要素とは無縁です。容赦ないほどに正規兵は強く簡単には崩れませんし、ライバルとなる他の皇子に無能者は存在せず、麾下の将兵にも猛者が揃います。烏合の衆であるアイン陣営は果たして勝ち残り、黄金の冠を戴くことができるのか?
物語は序章を終え、これより第二幕を迎えます。
打ち捨てられたスラム街から光溢れる帝都へ、薄汚れた廃墟から至尊の玉座へ、その階段は続いているのか。その道の果てに目指すものはあるのか。
虐げられし者よ剣を取れ! 灰狼騎士団に栄光あれ!!