ここは秘密の社交場。魔術と科学の境界線はいずこに

時は昭和初期、所は帝都東京。

太平洋戦争に向かって突き進む不穏な時代、ある高級ホテルの一角に存在する『東京魔術倶楽部』。
会員制の社交場であるここでは内部の出来事は決して外部に漏らしてはならぬという鉄則のもと、会員達は賭け事や美酒のみならず占星術や黒魔術までも嗜んでいた。


幸か不幸か、倶楽部にまつわる怪異を幾度も解き明かしていく三人の男。

職業柄か生来の真面目さからか、理論派で科学を信奉する帝国大学教授・伊達。

軽薄に見えて洞察力に優れ、でもやっぱり遊び人。確率では説明のつかない強運を持つ子爵家の次男・橘。

医学の知識を駆使して諜報活動を行い、陸軍の闇を追う軍医にして海軍少佐・河村。

そして四人目……やべー奴すぎて番外編に隔離された海軍中尉・『相棒殺し』二階堂。


彼らの周囲で次々と起こる怪異や事件。吸血鬼? 妖精? 死神?
これは魔術なのか、それとも科学なのか。魔術としか思えない事象を科学で解き明かし、科学で説明がつくのかと思いきや魔術の存在を匂わせる。

作者様の医学や歴史の知識を活かして展開されるオカルトでもありミステリーでもある不可思議な物語が、昭和レトロな雰囲気と相まって独特の世界を織り成しています。


お客様、東京魔術俱楽部へようこそ。
魔術と科学が織り成す珠玉の物語、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

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