渦巻く翳りに飲まれそうになりました。

一枚の手紙、とも言えない伝言から始まる
夏を舞台とした怪奇小説です。
まだ途中までしか読んではいませんが、情景描写、心理描写共によく作り込まれているように思えます。
綺麗な外郭をしているのに、中身はまるで孵化する前の蛹のようにドロドロとしている。
こういったジャンルの小説を読む機会はそれほど多くはありませんでしたが、非常に引き込まれる体験でした。ありがとうございます。

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