平凡な主人公と超個性的な美少女が織りなす短編ラブストーリー!

 平凡な高校二年生、佐倉優。
 将棋同好会の幽霊部員で、勉強も運動も得意なわけではなく、クラスでもあまり目立たない優には、恋人もいない。

 そんな優が始業式の日に出会った美少女が、二条マリー。
 となりの席の彼女は、なぜか学校指定の制服を着ておらず、赤い着物姿で、右手には鞘におさまっている刀を持っていた。

 それだけでも超個性的なのに、二条マリーは自己紹介で「女神」を自称。「人間たちには興味がない」だとか「探しものをしているから、邪魔だけはしないで」「邪魔になるようなら‥‥斬り捨てる」なんてことまで言い放つ二条マリーさん。

 本作は平凡な高校生の佐倉優と、平凡とはほど遠い二条マリーとの関係が少しずつ深まっていく様を描いた短編ラブストーリーです。
 超個性的な二条マリーと佐倉優との会話を読んでいるだけでも楽しい一作。ふたりが最終的にどんな関係になるか、ぜひ、あなたも読んでたしかめてみてください!

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