小説を始めとする、創作物の力

今日も、明日もがんばろう、と少なからず思わせてくれるのが、創作物です。
悲劇的な結末を迎える作品でも逆説的にそう。
「おもしろさ」への求心力です。

今作は小説というメディアを媒介にして、明日への活力が、ストレートに、ひしひしと伝わって来ます。

主人公は、仕事にプライベート、上手く行かない事象が立て続けに起こり、自暴自棄になってしまいます。
人間、生きていればいろいろあります。
逃げ出したくなる時だってあるでしょう。
そんな主人公と自身をいつの間にか重ね合わせ、「私の物語」として読み始める瞬間があります。
そしてつらい時の心情にそっと寄り添い、前を向かせてくれるのです。

明日も私は仕事をがんばるし、良作を求め、小説、音楽、映画、美術、演劇等、様々な創作物を求め続けるでしょう。
生きている限り。