堕ちてゆく、壊れてゆく。

「優秀」と目された人間が、破滅的行動をとり、それに伴い心も壊れてゆく。闇はお金自体にない。それに翻弄され、誠実さや恥といった感情が鈍麻し、堕ちてゆく人の心にこそある。そんなことを考えさせられる作品です。友人として「彼」を見守り、寄り添い続けた作者様の言葉が、印象に残ります。