家族に起こった災難を、緊張感無く危機感無く、一員の身以上に財布事情を心配するコメディ調の事件簿。終始一般家庭的な日常風景が見えて面白かった。実在の舞台が出るのも良い。
・こんな人におすすめ リアリティのある会話シーンを書きたい人 複数の人数での会話を学びたい人・個人的にここが良い! キャラ・文体・読後の満足感 二重丸 _:(´ཀ`」 ∠):・感想 この作品のすごいところは、複数の人がゴチャゴチャいるのに混乱しないところです。全員記憶に残りやすいキャラクター像ですね。派手な事件が起きて「ミココロ審査検討緊急会議」を開きます。曖昧な問題にどう決着をつけるのか、読んでみてください。
ミココロって、何だろう。秋の休日を楽しんでいた一家に、突如降りかかった試練。あなただったら、どんな答えを出されるでしょうか。それはもしかしたら、言葉通りあなたの「心」の価値を表すのかもしれませんね。あと、こういう場所を訪れるときは、信仰心はなくとも礼節を欠いてはいけないなとつくづく思いました。皆様も、お気をつけて……。
ごくごくありふれた家族との掛け合いから始まり、突発的に始まる“事件”への解決を描くさまは、先述したような家族間での一つの会議であるだけでなく、「ミココロ」という意味深長なキーワードによって、禅話のような情緒もある物語である。真相は、そして本当の結末はどうなったのか。様々な思いに駆られつつも、読者と主人公たちに「ミココロ」という言葉が残り続ける。
お父さんのキャラが生きていますね!和やかでアットホームな日常の中に、家族愛みたいな物も感じました。お父さんが酔っ払った口調でヘラヘラしてるのが、リアルに頭に思い浮かんで爆笑してしまいました。凄い面白かったです。カクヨムでこんなに笑ったのは、はじめてだと思います。