蛇足
江戸の迷い子について
どうもどうも。
ぼくです。チャッピーです。
江戸の迷い子が完結しました!
今回は、江戸の迷い子ってどんなこと考えながら書いていたのかをご説明します。
多分にネタバレを含めます。了承願います。
○
さて、江戸の迷い子ですね。
今作は、恋愛書いてみたいなーと思ったぼくが、恋愛とか対して経験をしてきたことないのに頑張って書いてみました。
ぼく自身あまり経験がないために、周りの知人に恋愛について聞いて回りました。
好きになる理由ってどんなのだった?とか、好きになった人ってどんな人だった?とか、小学生の時どんなことにときめいた?とか。
男性目線はもちろん、女性からも聞いてました。
いやぁ、若干の恥ずかしさがありましたね。
優しい人とか、一生懸命な人とか、小学生の時なら足速い人とか、ってのを聞いていて、生まれたのがエニシです。
エニシは一生懸命で強いですからね。なにより優しい、愛にあふれた人物です。ぼくも好きですわ。
ヨルに関して最も参考にしたのは、女の子向けの児童書読み漁って書いてました。
どうでしょう、違和感あったのかなぁ笑
今作は、恋愛ということもあって、愛をテーマに書いたのですが、普通に恋愛してたらまず間違いなく他の作家さんたちにボロ負けすることがわかっていたので、色々と盛り込みました。タイムスリップと妖怪と歴史ですね。とはいえ、それぞれ深掘りしてたら恋愛が薄れるので浅く広くになってしまいましたが。
なんなら、バトルのせいで若干薄れている気もする。難しかったです。
話の流れは、レビューでもあったとおり、非常にシンプルでした。
妖怪が愛を奪っているので、少年少女と犬がなんとかする、ってお話。
あのレビュー、ぼく感動しました。
ぼくよりぼくの作品深く理解してくれているのではないでしょうか。
説明としてまとまっているのに、大事な話の展開は隠して気になるように書いてくださっている。
ぼくの惹きこむ文章力、あらすじに関して皆無だなって絶望したレベルです。ありがとうございます。頑張ります。
タイムスリップものを書くにあたって、絶対ぶち当たるのが、異なる時代を生きる二人はどうなるのかって問題。
ぼくは、各々の時代を生きることを選びました。
深すぎる愛に、どちらかがその時代に残るってのも素敵だなとは思います。でもまぁ、ぼくはどうしても、その人に関わる全ての人たちを捨てきれなかった。ここは、転生ものと違う大きな点ですね。
彼にも彼女にも、それぞれの今を生きるその先を大事にしてほしかった。
結果的に、切ない想いをさせてしまった。ごめんな。
だけど、エニシが言っていたとおり、全ては繋がっているのです。きっと、これからも前を向いてヨルは進み続けるでしょう。
そうそう、物語は、全てが繋がっている構成にしたかったんですよね。神社の出来た経緯、神社でヨルが話しかけられた経緯、ヨルの過去、エニシといると何故安心するのか、ずっと一緒にいたかのような感覚になるのか、諸々ですね。色々繋げています。
伏線とか考えるのってやっぱり大変ですねぇ。書いてて楽しすぎました。
これ…これここで書いてこうしたら繋がるでぇ!とか一人で盛り上がってました。
作中最後、エニシは結婚していますが、あれは割と自然なことです。正室や側室という言葉に聞き覚えはないでしょうか。ぼくも勉強中の身なのではっきりと言えませんが、昔の時代では普通のことでしたので、エニシが浮気者というわけではないのです。まぁ出家であったり、未亡人の再婚はどうこうと色々忙しい時代っぽいのでご理解を。
愛が薄れたとかではございません。
まぁー、ヨルはどう思うのかなぁ。ぼくも気になる。
最後、守護霊としてずっとエニシはヨルを守り続けていたことがわかります。
何百年も、エニシは愛を捨てなかった。
ヨルも、花びら程度のカケラしか返って来なかったのに、それでもエニシとのことを一切忘れていません。
好きだなぁ。大好きな二人。
それから、タロ。タロはもう最高ですね。良い味出してくれるんですよ、物語に。
月はね、とっても綺麗でした。
以上、江戸の迷い子についてでした!
楽しく書けた作品で、ストーリーとしてすごく好きでした。キャラも本当に、この子たちは生き生きとしていて勝手に動いてくれていました。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
江戸の迷い子 チャッピー @chappie0
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