心にじんわりと残る暖かさ

混じり気のない、ただ何気ない描写とキャラクターの感情が直に伝わる素敵な短編です……!
主人公視点で童話のように語られて進んでいき、一瞬で世界観に惹き込まれてしまいました。

少女が師匠の言葉と、「勇気の出る薬」に勇気をもらう物語。
普段は子供っぽい師匠も、強い芯を持って、少女に接している姿が印象的でしたね。
弟子である主人公の、師匠に対する想いが時折垣間見えて、それも素敵だなと感じました。特に最後の「勇気の出る薬」を弟子が飲んでしまうシーンは秀逸でしたね。


とても優しい物語でした。
ぜひ読んでみてください。

その他のおすすめレビュー

望月シンさんの他のおすすめレビュー7