行動すること。それこそが、何よりの薬。

「私、惚れ薬が欲しいんです」

開店一番やって来たお客さんは、『惚れ薬』を所望でした――。

黒パジャマというだらしない格好をしている女店主と、そんな彼女に密かな想いを抱いている弟子。

「他人の気持ちを操る薬は売ってない。ろくなことにならないから」
「あなたはさ、自分で何か行動した?」

女店主はだらしないけど、魔法薬に関する責任は本物。
惚れ薬の代わりに、『勇気の出る薬』を処方します。


会話がほんわりとする、魔法薬専門店のハートフルストーリーです。

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