この箱を見せたら、君に幻滅させられたりしないだろうか
- ★★★ Excellent!!!
親にも見せることが恥ずかしい箱を、見てもらいたい。見せて欲しい。
その箱は、満たされても、まだ足りないと言っている。
ところが、彼女は「怖い」と言った。僕は彼女を大切にしたかったので、辞めた。
やがて何気ない日常の時でも、「ごめんなさい」と気を遣う彼女。僕は自分のことばかりで彼女を傷つけたのだと悔いた。
ところがある日、彼女は自分の箱を見せる。そこで僕は、驚いた……。
好きだからこそ、知って欲しい、知って欲しくないことがあって、ありのままの自分が後ろめたくもなる。
それでも、自分ですら受け入れられない箱を、それごと受け入れてくれる人がいるのなら。