シンプルイズベストが信条ではないですが、しかし、それでも一言だけしか読んだ後は出てきませんでした。すげえの読んだ。
新人賞受賞を目指す浅めの沼。
全力恋愛!の謳い文句に嘘偽りはありませんでした。一途に、死に物狂いで恋愛している二人に、心の底から感動しました。この作品を「狂気」という言葉で言い表すのは簡単ですし、そう読めてしまう部分も確か…続きを読む
狂気に蝕まれた女。そして狂気から離れられない男。そしてどっからわいてきたんだお前はというフィールドエンカウント型狂人。主人公トモコの視点を通して見る世界はまさしく狂気。最初は「ああ、ああ、わかる…続きを読む
本作のジャンルに「サイコホラー」とか名前をつけることはできるんだろうけれど、そうではなく、分からないまま「文学」と呼びたい。文章の妙が抜群にいい。内容が、というより、この滋味ゆたかな文章のさきを求め…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(557文字)
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