星月と蝶　〜星月と蝶が語る転生の記憶と想い〜

星月の蝶の時間軸よりも前の話です。


聖星の兵器ミディリシェル
『私は、失敗作！だから、誰も必要としない。なのに、あの人は、とっても悪い人みたいな笑みを浮かべて、私を隣に置いてくれた。それが初まりなのかな？』

聖月の兵器ゼノン
『ぼくは、成功作の兵器。だから、何不自由なく暮らせた。でも、覚えてるんだ。あの子の事。失敗作が一度だけ見せた、癒しの魔法の事。もう一度会えたらって思っていたら、まさか、あんな風に再会できるなんて』

神獣の双子王フォーリレシェーアミェルス
『兵器ミディリシェルとゼノンを面白そうだから側に置いた。好きとかはない。契約も全て、ただ、兵器の反応を見るため。演技は得意だから、好意を寄せていると思わせるのも簡単だった』


そんな三人が、恋をする。そして、その恋は、どれだけ転生しても忘れる事はない。