見えない星を求めて、旅は始まる

プラネタリウムとは、人工的に星空を再現するための装置である。
その仕組みは人類の星を見たいという普遍的な願いを形にしたものだ。

しかしこの作品の舞台となるのは、巨大なダイソンスフィアに覆われた世界。
空は閉ざされ、本物の星は一切見えない。

そんな世界で主人公の少女はプラネタリウムを見て、本物の星を見たいと強い願いを抱く。

その思いを胸に、彼女は幼馴染のマッテオと共に旅に出る。
閉ざされた天蓋から外へ。
これは見えない星を目指して歩み出す、冒険の物語である。

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