素敵なおじさんと僕

(1章)
雨に濡れる僕を見つけてくれたのは、一見怖そうに見える男の人だった。僕はその人のことが気になっていく。
6年後、20歳となった僕はバーに行く。あの人に会いたくて。

家庭の事情を抱えた日向(ひなた)と、バーテンダーの怜(れい)の出逢いから始まる、優しい物語を書いていきます。
2人にはそれぞれ家庭の事情、複雑な過去があるようです。また、世間ではまだまだ少ない同性愛。時には戸惑いを見せながらも一つ一つを乗り越え、お互いを受け入れながら仲を深めていきます。

(2章)
僕の恋人は怜さん。結構年上だけど一緒にいると安心する。ある日突然、怜さんのことを「父さん」と呼ぶ人が現れた。

怜のバーに翔(しょう)という大学生が来ます。彼が現れたことにより、日向と怜は自分達の関係がこのままで良いのか、迷…続きを読む