テンポよく進む壮大な近未来SF

月の地下深くで発見された謎の基地遺構。
調査員のひとりが機械を操作してしまったことが原因で、地球上には多くのダンジョンが現れた。
主人公の本坂ヴィクターはダンジョン探索者を両親に持つ転生者で、ある日ダンジョンに向かった両親がそのまま戻らなかったことをきっかけに自らも探索者となり、ダンジョンに戦いを挑む。

ダンジョン出現が地球にもたらした変化や各国の対応などに違和感が全くなく、しっかりと練り込まれた設定を感じます。

また文体はとても読みやすく、それでいて必要な情報はしっかりと読み手にインプットされるためストレス無縁でスラスラと読み進められます。

作者様の近況ノートに掲載される、個性溢れるモンスターのイラストも見どころですよ!

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