第4話「血まみれの不滅蝶」

「そこの....お....」


「邪魔」


綺麗な色だったお花さん達が一瞬で赤色に変わった。


私は砂漠のとこからしばらく歩いているとお花が沢山咲いている所いた。

私はお花さんを踏まないようにゆっくり座って周りに飛んでいる色んな色の蝶々さんとかを見ていたら、後ろから変な大きな人間のおじさんに声をかけられた。

私はとりあえず、砂漠の蛇さんが出したような輝く何かを出して、人間のおじさんにぶつけたら体が吹き飛んだ。


私は面白くないと思いながらも、再び周りの蝶々さんを見ることにした。

よく見ると1匹だけ他の蝶々さんより綺麗な蝶々さんが居た。

アゲハ蝶々さんだったよね?

その蝶々さんを赤黒い色にしたような感じに見た目だった。

私はその蝶々さんに見とれて人差し指を近ずけると、止まってくれた。


「綺麗...」


私がそうつぶやくと、蝶々さんが人差し指から離れ私のさらに近くまでくると、蝶々さんから赤いエネルギーみたいなものが出てきて私の中に注ぎ込まれる。


最初は身体中があったかく感じた。

だけどどんどん冷たくなった。

突然、周りが赤くなる。

目が痛い。

心が痛い。

体が痛い。

...だけど。


こんな痛みはもう気にしなかった。


私は目の前の蝶々さんを短い剣で貫いた。

すると、蝶々さんが出していた赤いエネルギーが赤黒くなって、さらに巨大化してうねうねと動きながら私の体に入っていく。


「いいよ、全て貰う」


私はそう言って、痛みを受けいれた。

痛みがやんで、音が鳴る。

目の前にメッセージがでてきた。


「はいま・ぷしゅけー?」


なんか手に入れたらしかった。

説明を読むけどよく分からなくてとりあえず私は発動してみることにした。


『ハイマ・プシュケー』


私がそう言った途端、背中が痛くなって、生暖いものが内側から出てきた感覚におちいる。痛みが止まり顔を動かして後ろを見ると、赤黒い蝶々さんの羽があった。


「凄い!これ飛べるかな?」


私が(飛んで)と心の中で思うと羽が動いて私は空中に浮いた。

私は妖精になった気分になってしばらく周りを飛び回ると近くに小さな村があるのが見えた。

私はその村に早く向かったのだった。


村に着陸すると、周りの人間が私の方を何故かじっと見た。


「す、凄い!お姉ちゃん妖精な....」


近くによってきた人間の子供に私は短いを突き立てた。

突き立てた瞬間私は今まで以上に面白く楽しく感じた。


「アハッ♪」


殺した人間の子供から赤い液体がとび出て、私の周りに蝶々さんの羽のような何かに変わる。

私は周りにそれを飛ばした。

すると面白いように人間達が倒れ、逃げる事を忘れていた。


私は一通り村の中を歩いて、見える人間全員殺すと、私の周りにある蝶々さんの羽を燃やして家に1本ずつ刺していく。

すぐさま火は燃え広がり、うるさい声が時々聞こえるのが私は面白くなり「アハハハハッ♪」と笑いながらくるくると回った。


しばらくして火が収まり始める時には周りが暗くなってきて、私は燃えている家の近くで寝ることにした。

暖かった。

家で寝る時よりも、家族といる時よりも、学校に行く時よりも、今まで寝てなかったからか、目を瞑った瞬間頭がぼーっとし始め、私は眠りについた。


「ん...んんっ....」


お腹が熱い。

私は目を開けると、目の前には鋭い足が見えた、視界が暗くなる前に上を見ると大きな蜘蛛が私を見下ろしながら、口をガチガチと動かしていた。次の瞬間、身体から大きな何かを引き抜かれ私の身体が大きく跳ねると共に私の視界は暗くなった。


目が覚める。

私は2つの短い剣を握って蜘蛛に向かって走る。

すると蜘蛛口から白い玉が発射される。私はそれを切って前に進む、また白い玉が出てきたけど輝く何かをぶつけて壊す。

さっき私を指した脚を切り落として、蜘蛛の沢山の目玉一つ一つに短い剣を突き刺してる。

蜘蛛は暴れ用途するが脚を切り落としているから、何も出来ずにどんどん動きが鈍くなってその場に倒れた。


「面白くない....」


私は大きな息を吐きながらまだ少し燃えてるとこに向かって私はまた横になり、眠る。

今まで見れなかった楽しい夢が見れますようにと願いながら。

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デス&リスポーン 永寝 風川 @kurabure

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